サッカー界にも影響を与えているロシアによるウクライナへの軍事侵攻。
アストン・ヴィラのポーランド代表DFマッティ・カッシュは試合中のある行動が話題になっている。
プレミアリーグ第27節ブライトン戦でゴールを決めた直後、ユニフォームを脱ぐとアンダーシャツに書いたメッセージを示したのだ。
書かれていたのは「Tomasz Kedziora and family stay strong My bro」というメッセージ。
ウクライナのディナモ・キエフに所属するポーランド代表DFトマシュ・ケンジオラとその家族を思う内容だ。
ただ、カッシュはユニフォームを脱いでしまったことで、イエローカードを提示された。
【動画】これで警告…カッシュ、超ゴールからのメッセージ誇示シーン
この警告はルールに明記されているものだが、現地では判定が物議を醸している(得点後に『シャツを脱ぐ、シャツを頭に被る』のは警告対象)。
『Sky Sports』の名物司会者ジェフ・ステリングは「ジョン・ブルックス(30代前半の主審)は経験のないプレミアリーグのレフェリーだ。(ルールを)無視するべき」と述べていた。
一方、海外のファンたちは「これはルールであり、審判とは関係ない。馬鹿なルールだけどね」、「主審がカードを出さなかった特定のシーンもあったはず」、「ルールはルールなので、審判を責めるべきではない。ただ、リーグは試合後にイエローを取り消すべき。前後関係を考慮しなければならない」などと反応している。
0-2で勝利したヴィラは4試合ぶりの勝点3を獲得。カッシュ本人は「素晴らしい復活。この数週間はタフな日々だった。トレーニングで団結し、チームの絆を深め、気持ちを高めてきた。素晴らしい勝利だ」と話していた。