この冬にリヴァプールが4500万ユーロ(60億円)で獲得したコロンビア代表ルイス・ディアス。
すでに3ゴールを決めるなど確かな存在感を放っており、新天地での地位を築きつつある。
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かつてリヴァプールで活躍した元オランダ代表ディルク・カイトもこう絶賛していた。
ディルク・カイト
「現役時代の私も結構走れたが、ルイス・ディアスの肺には嫉妬していると認めなければいけないね。あのスタミナはすごいよ。
彼にはプレッシングが染みついているようなので、クロップのシステムに素早く適応したのも当然さ。
シーズン途中に加入したこと、英語を話せないこと、他の選手たちが理解するのに少し時間がかかるようなシステムに落とし込まれたことを忘れてはいけないよ。
自分が2006年にフェイエノールトからプレミアリーグに来た時のことを覚えている。
体重が6キロも落ちたんだ。インテンシティが強烈で、3日ごとにハイインテンシティな試合をこなさなければいけなかったからね。適応するために必死にならなければいけなかった。
私は新しい国や新しいリーグなど全てに完全に適応するのに半年から1年はかかった。
ディアスの最初の数か月を見ると、簡単にやっているように見える。いま彼がやっていることは、とても特別なことなんだ。
フィットレベルだけでなく、能力も信じられないほどだね。重要なゴールを決め、素晴らしいアシストをしている。
ボールを持ってドリブルをしていても、ピッチ全体を見渡しており、チームメイトにイージーなパスを出せる。
ワクワクするね、もっとよくなると思う。
彼の加入でクロップのFWオプションは間違いなくブーストされた。
多くのトロフィーに挑戦するためには必要なことだ。
いまクロップは相手の弱点を見て、その試合に最適な選手を選ぶ機会を手にした。現在は全員がそれを受け入れているように見える。
選手たちは休むために交代になる理由を理解しているし、何かを達成するためにはお互いが必要になることも理解しているよ」
抜群の運動力を誇ったカイトが嫉妬するほどの肺活量があるようだ。