欧州サッカーシーンは佳境を迎えつつあるが、ムスリムの選手たちはラマダンの断食をしている最中でもある(今年は5月1日まで)。
『L'Equipe』によれば、サンテティエンヌのパスカル・デュプラズ監督は選手たちに断食をやめてくれるように頼んだという。
今季のサンテティエンヌは開幕から12試合勝ちなし(6分6敗)、昨年末にも7連敗を喫するなど低迷。昨年末にデュプラズ監督を新指揮官に招聘したが、現在17位と降格危機に瀕している。
サンテティエンヌは全選手の3分の2がムスリムだそうで、ラマダン期間に入るとマルセイユ戦に2-4、ロリアン戦には6-2で惨敗。そうしたなか、指揮官は断食をストップするように要望したというが、選手たちがそれを受け入れたかは不明だそう。
ただ、17日に行われたブレスト戦には2-1で勝利した。21日には同じく降格危機に瀕している最下位ボルドーとの名門対決が控えている。
なお、職業的に肉体に過度の負担がかかるイスラム教徒はラマダンを延期することもできるとか。