先日、来季からマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任することが決定したエリック・テン・ハフ氏。
アヤックスを再び欧州屈指の強豪に成長させた彼が、ラルフ・ラングニック氏のあとを継ぐ形でオールド・トラッフォードへとやってくる。
2017年以来トロフィーから遠ざかっている名門チームを、再び勝利の道へと引き戻す事ができるのかどうか。多くの期待を集める発表となった。
ただ、かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーした名FWドワイト・ヨークは、『ESPN』に対して以下のように話したという。
ドワイト・ヨーク
「テン・ハフは非常に難しい仕事をすることになると思うよ。サッカークラブとしての我々は、人事や状況という点で少し災害めいたものがあるからね。
その中に隠れ場所はないし、クラブが本来あるべき場所にいない。多くの人に知られていない監督にとっては新しいスタートだ。
間違いなく、彼はオランダでうまくやってきた。しかしプレミアリーグでは違った試合が待っている。マンチェスター・ユナイテッドの監督は全く異なるレベルのものだ。
大きな名前と大きな評判を持って来た以前の監督を見てきたが、彼らは誰も基準を超えられなかった。
テン・ハフが完全なるコントロールを持っていれば、そのスタイルやポリシー、そしてチームを最大限に活用できるための選手を実装できる。それがカギだと思うよ。
時間は与えられると思う。ファンもわかっているが、ただ彼らは進歩を見たいと思っているんだ。
時間がかかるのはわかっていても、結局はその過程である程度の進歩が見たいものなのだよ。
これは世界のサッカーの中で最も大きな仕事であることは間違いない。今季苦闘しているチームの中で、彼にとって簡単な仕事になることはないだろう」
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監督に時間とコントロールを与えることがカギとなるが、一方でその中での進歩が見えなければ批判は免れない…という。