アリアンツ・スタジアムで行われたバルセロナとリヨンとのUEFA女子チャンピオンズリーグ決勝。

新旧最強対決は1-3でリヨンが制し、覇権を奪還した。

前半14分に負傷交代になったリヨンDFエリー・カーペンターも優勝が決まると松葉杖姿でピッチに飛び出していった。

彼女は22歳のオーストラリア代表DF。

『ABC』などによれば、膝前十字靭帯を損傷する重傷を負ってしまったそう(女子サッカーでは多い怪我とされている)。

オーストラリアは来年7月にニュージーランドとの共催で女子W杯を開催する。代表チームはそれまでにカーペンターの回復が順調に進むことを期待しているとのこと。

決勝でゴールを決めたリヨン女子のエースFWアダ・ヘゲルベリは靭帯損傷から見事に復活を遂げた選手でもある。彼女が決勝で素晴らしいプレーを見せたことは、カーペンターに希望を与えてくれるとも伝えられている。

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『Guardian』によれば、カーペンターは12歳ごろまで男子とともにプレーしていたとか。

「男子とプレーすることがフィジカル的な助けになった。男子と一緒にやっていなかったら、いまの自分にはなれていない。より強く、より速くならなければ、ついていけなかった。若手女子選手には出来る限り男子とプレーすべきと伝えている。サッカーは犠牲でもある。簡単に手に入るものなどないと気付かされた。自分には社会的生活や友達と呼べるものはあまりなかった。9年生(中学3年生)の終わりという早い時期に学校を出て、年上の人間がいるチームに入った。ティーンにはなれなかったけれど、全く後悔はない。今ここにいるから」と話していたそう。

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