6月6日に日本代表との親善試合を戦うブラジル代表。
そのセレソンで歴代最多キャップ数を持つカフーは「アレシャンドレ・パトはブラジルFW史上最高クラスのポテンシャルがあった」と話している。
パトは2006年に日本で行われたFIFAクラブワールドカップで一躍世界的に有名になった選手だ。『The Players' Tribune』で当時をこう振り返っている。
アレシャンドレ・パト
「(当時は)ただ楽しかった。U-15チームからあっという間にトップチームに昇格したんだ。
17歳でクラブW杯に出場して、準決勝でゴールを決め、決勝でバルセロナと対戦した。そこでロナウジーニョと会ったんだ。
Maaaaaaan. 彼を表現するための新しい言葉が必要だね。魔法さ。人間じゃない。
当時の僕は闘うライバルではなく、ただのファンだった。通路で『僕のためにユニフォームをとっておいて』とお願いしたんだ。
ほとんど試合なんてどうでもよかったね!試合が終わると『彼はどこ?どこなの?』って感じだったよ。
誰もが彼にユニフォームをねだりにいったけれど、彼は約束を守ってくれた。
彼は少年のためにそれをとっておいてくれたんだ。それがロニーなのさ。
ご存知の通り、クラブW杯はブラジルでは大変なもの。僕らが1-0で勝利した時、インテルナシオナルにとって史上最大の瞬間だった。
僕らは消防車で市内を走り回ったよ。僕はトロフィーを抱え、皆が名前を叫んでいた」
パトは国立で行われたアル・アハリ戦でゴールを決めるなど大暴れ。
決勝でバルサと対戦する際にはロナウジーニョにユニフォーム交換をお願いしてたそう。バルサは0-1でに敗れたものの、ロナウジーニョはちゃんと約束を守ってくれたとのこと。
【動画】これで17歳!パト、日本で伝説になった変態テクシーン
なお、その後、2人はミランでチームメイトになっている。