2011年からカタールの政府系投資ファンドであるQSI(Qatar Sports Investments)がオーナーとなったPSG。
クラブの会長を務めるナースル・アルハライフィ氏はQSIのトップでもあるほか、放送局『BeINメディアグループ』の会長も務めている。さらにFIFAクラブワールドカップ組織委員会、UEFA執行委員会のメンバーなども歴任してきた。
そうしたなか、『The New York Times』は、PSGとUEFAの奇妙な関係という疑惑を報じた。
アルハライフィ会長がUEFAの調査で処罰を免れたが、権力と交友関係が特別扱いを生んでいるのではないかという懸念があるというものだ。欧州サッカー界でルールが平等に適用されていないことを危惧する声があると伝えた。
そうしたなか、『The New York Times』の記者のツイートが話題になっている。
「PSGとbeINは我々にメールを送ってきた。彼らは弊紙とのやり取りやインタビューには応じず、その代わりに自分たちがより公平に話を聞いてもらえると感じる他のメディアに注力すると。同業他社のみなさん、頑張ってください」というもの。
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また、『The New York Times』は、PSGがCLレアル・マドリー戦に敗れた直後にアルハライフィ会長が審判室に押し入ろうとしたとも伝えている。
審判は会長が副審のフラッグを破壊したと証言したが、UEFAは数か月の調査の末に会長は潔白とこの件をしれっと処理したとのこと。