レアル・マドリーへの移籍を封印して、PSGとの契約を結び直したキリアン・エムバペ。
19歳だった2018年にモナコからPSGに完全移籍した際には1.8億ユーロ(262億円)もの移籍金で取り引きされた。
そうしたなか、かつて同じようなスピードスターに君臨した元イングランド代表FWマイケル・オーウェンは『AceOdds』でこんな話をしていたそう。
「(現在の移籍市場なら自分の市場価値はどれほどになるか)
分からないな。
この1~2年前のものは実際よりも少し高い額だったような気がする。
間違いなく、アーリング・ハーランドの移籍は彼の値段を正確に反映したものではなかった。代理人手数料や契約上の様々な条件のせいでね。
自分が19~20歳という絶頂期はオープンな市場、フリーな市場だった。
分からないけれど、1億ポンド(170億円)以上じゃないかな、何とも言えないけれど。
いまのエムバペの価値?分からないよ。
PSGを去るとしたら、1.5~2億ポンド(254~340億円)くらいになるのかな。だから、そのくらいかな、分からないけど…。
でも、自分も似たタイプの選手だった。
ブレイクして、バロンドールを勝ちとって、2度のゴールデンブーツを獲得して、18歳でW杯に出場したり全てがね。
(ただ)自分に1.5億ポンドの価値があったとしても、掘り出し物にはならなかったと言われるだろうな。僕のキャリアは年齢を重ねるごとに悪くなっていったからね(笑)」
オーウェンは自分も絶頂期にはエムバペと同じくらいの市場価値があったはずと豪語していたとか。
ちなみに、彼がリヴァプールからレアル・マドリーに移籍したのは24歳の時。移籍金は800万ポンド(現レートなら13億円)だった。
なお、エムバペは10代にしてW杯優勝を成し遂げたが、バロンドールはまだ受賞していない(オーウェンは22歳当時に受賞している)。