日本と同組だったアジア最終予選を突破して、今ワールドカップの出場権を掴んだサウジアラビア代表。

先日、26人の本大会メンバーを決定していたが、そのうちのひとりだったファハド・アル・ムワラッドを除外すると発表した。

28歳の彼は2018年W杯にも出場したFWで、現チームのなかでは最多となる代表キャップ数(74)を持つ主力だ。

ただ、今年2月のドーピング検査で禁止物質のフロセミドに陽性反応が出た(ドーピングを隠すためのマスキング剤として使用されることもあるもの)。

そのため、5月にサウジの反ドーピング委員会から18か月の出場停止処分を受けたにもかかわらず、サウジのスポーツ仲裁所は8月に彼の出場停止期間を短縮。

しかし、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)はこの決定を不服としており、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した。

まだCASは裁定を下していないが、サウジは提訴の動向を検討した結果、“予防措置”として彼をメンバーから除外することを決めた。

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アル・ムワラッドは2019年にもドーピングで1年間の出場停止処分を科されている。なお、代替としてナワフ・アル・アビドが招集された。

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