FIFAワールドカップ・カタール2022、グループステージ第3節のサウジアラビア対メキシコ。
互いに決勝トーナメント進出の可能性を持っており、勝利が欲しいところ。サウジアラビアもメキシコも4-3-3のシステムでこの試合に臨んできた。
コンパクトな布陣でインテンシティの高いディフェンスを見せるサウジアラビアを相手に、メキシコはボールを持って攻め込むも、シュートがことごとくブロックされてしまう。
ただ、サウジアラビアもカウンターからチャンスを伺うもそれほどゴールに近づける場面は多くない。互いに譲らぬまま0-0でハーフタイムに突入した。
しかし後半、突破のためには大量得点が必要なメキシコがさらに攻勢をかけ、48分に先制点を奪う。
左サイドからのコーナーキックでニアに飛び込んだモンテスが触り、コースが変わったところをマルティンがシュート。これが決まってメキシコが先制。
さらに53分にはチャベスが強烈なフリーキックを叩き込み、追加点を決めた。しかし、他会場の経過により、決勝トーナメント進出にはあと1点が必要な状況だった。
そのため攻め続けるメキシコであるが、多くのチャンスを作りながらもGKアル・ウワイスの好セーブに阻まれ、ネットを揺らせない。
そして後半アディショナルタイムには、逆にサウジアラビアがハッタン・バヒーブリとのワンツーでサーラム・アル・ドサリが一矢報いるゴールを奪うという展開となった。
結果、1-2というスコアで試合は終了。メキシコは勝利したものの得失点差でポーランドを上回れず、グループ3位で敗退。そしてサウジアラビアも、第1節にアルゼンチン相手に勝利したものの、それからの2連敗で敗退となった。