JFA(日本サッカー協会)の田嶋幸三会長には子供がいる。

その1人田嶋凜太郎は三菱養和ユースでプレー後、慶應義塾大学へ進学。大学を休学し、サッカー選手になるため欧州へ渡った。

あの本田圭佑、吉田麻也も在籍したオランダのVVVにアマチュア契約で加入し、すぐにプロ契約へ移行。2016-17シーズンにはオランダ2部で3試合出場している。『transfermarkt』によると攻撃的MFでプレーしていたようだ。

2017-18シーズンにはクロアチアのディナモ・ザグレブへ移籍。IIチームでプレーし、クロアチア2部で6試合に出場していた。その中には強豪ハイデュク・スプリトIIとの戦いも含まれている。

当時のチームメイトはクロアチア代表DFでヘルタ・ベルリンで現在はプレーするフィリプ・ウレモヴィッチ、元U-21クロアチア代表FWダリオ・スピキッチ(ディナモ・ザグレブ)などがいた。

ワールドカップで日本代表が、(日本サッカー協会会長の息子がプレーした)クロアチアと戦うこともまた何かの縁だろうか?

なお田嶋は1シーズンプレー後、2018年夏に大学へ復学。そのままソッカー部へ戻り、2020、2021年とリーグの登録メンバーにも入ったが大学ではあまり出場機会を得られなかった。

2022年3月に卒業したと思われるが、2021年のソッカー部オフィシャルブログでは田嶋会長の息子ということもあって「田嶋辞めろ」とか復学して再び大学生になったことで「28歳」「おじさん」などと批判されたこともつづっていた。

「それでも困難に立ち向かい、苦しみを自分が頑張るための原動力にして進んでいきたいと思います。周りのために走り続け、誰かのHeroになれるように」

とブログの最後にはつづっていた田嶋、素晴らしい人格者であることを伺わせている。日本代表のワールドカップでの活躍で、少しは安心して日々を過ごせることを望みたい。

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