史上初となるワールドカップ5大会連続ゴールを決めたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。
だが、韓国戦での交代に不満げな様子を見せたことで、フェルナンド・サントス監督の怒りに触れるとスイス戦ではまさかのベンチスタートになった(指揮官は懲罰ではなく戦術的理由と説明しているが)。
ロナウドが代表での主要トーナメントでベンチスタートになるのは2008年以来のこと。そんな彼がW杯5大会で試合を欠場したのは、たった一度しかない。
21歳でW杯に初出場した2006年大会のグループステージ最終節メキシコだけだ。ロナウドはグループステージ2試合に先発していたが、メキシコ戦では起用されず。
ポルトガルは2連勝ですでに決勝トーナメント進出を決めていた。そこで、当時のスコラーリ監督は、すでにイエローカードを貰っていた主力選手たちを温存。ロナウドはアンゴラとの初戦でイエローを貰っており、指揮官は出場停止になるリスクを回避するために起用しなかった。
それ以降、ロナウドがW杯の試合を欠場したことは一度もなく、鉄人として出場を続けてきた。
ただ、今回の一件でアンタッチャブルだった代表での地位が揺らぎ始めているとも伝えられている。
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ちなみに、同じくW杯5大会連続出場のリオネル・メッシも、2006年大会で2試合を欠場して以降は全試合に出場している。