悲願であるワールドカップ優勝を目指すポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。ただ、37歳になった彼は代表での立場が微妙になりつつある。
韓国戦の交代に不満を見せるとフェルナンド・サントス監督はそれに苦言を呈し、スイス戦ではベンチスタートになったのだ(指揮官は懲罰ではなく戦術的な選択と説明)。
『Record』によれば、サントス監督は、ロナウドを控えにする前に本人と話したと明かしたそう。
「対話はあった。ないほうがまずい。
就任以降、私は試合メンバーをキックオフ1時間半前に発表してきた。
だが、対話をしなければいけなかった、誰に対してもするわけではない。
彼はキャプテンであり、ポルトガルとこのチームを代表するような人物であるので、その会話をしなければいけなかった。
それは試合当日の昼過ぎだった。事前に話してはいない。唯一の会話は、なぜ控えなのかという理由の説明だった。
それを彼に知らせた。私のオフィスで話した。先発ではないことを伝えた。投入するなら、試合を決めるための後半だと考えていた。
クリスティアーノは喜んでいたか?
ノーだ。彼は常にスタメンでプレーしてきた。嬉しくなかったのは当然だ。いたって普通の落ち着いた会話だった。
彼が代表から去りたいと伝えてきたことなど一度もない。そういうことは止めにする時期だ。
クリスティアーノを指差すのは流行りだが、彼が試合中に見せたものがいい例だ。
彼は全てのゴールに飛び跳ねていたし、味方と一緒に拍手をしていた。ロナウドをそっとしてあげてくれ」
ロナウドは控えになることを告げられた時には不満げだったという。
一部では、ロナウドが「本当にそれがいい考えだと思っているのか?」と監督に問いただしたとも伝えられている。