リオネル・メッシ擁するアルゼンチン代表はワールドカップ準決勝でクロアチアと激突する。
オランダとの準々決勝はW杯史上最多となる15枚のイエローカードが飛び交う荒れた試合展開だった。また、レアンドロ・パレデスが相手ベンチにボールを打ち込むシーンは物議を醸した。
そうしたなか、リオネル・スカローニ監督は、アルゼンチンはギャング集団ではないと反論。『Het Nieuwsblad』や『TyC Sports』によれば、こう述べたそう。
「(オランダとの)PK戦では、相手が邪魔をしようとしたり、威嚇しようとしてきた。
そうなると手に負えなくなるし、今回もそうだった。だが、闘っていたのは我々だけではない。
アルゼンチンをギャング集団のチームと決めつけるのはいいことではない。間違っている。
私が言っているのは、コパ・アメリカ決勝のことだ。相手は最大のライバルであるブラジルだった。
あそこではそんなことは何も起きなかった。レフェリーについても考えなければいけない、彼らにも責任がある。
こういう非難は終わりにしなければいけない。特にメッシに対するものは。
彼は勝者であり、サッカーをするのが好き。彼を汚い選手として貶めるのは間違っている」
「(オランダ戦は)やるべき方法で行われた。あれがサッカーだ。
試合が難しくなる瞬間も熱くなる瞬間もある。正義を貫くために審判がいる…。
我々は負け方も勝ち方も知っている。サウジアラビアとの初戦に負けた後、静かにホテルに戻り、今後に備えた。
ブラジルで行われたコパ・アメリカで優勝した際には、ネイマールとメッシ、パレデスがマラカランの階段で座って話すという最も美しいスポーツマンシップの映像があった。
我々が勝ち方を知らないという話は納得できない。プライドがあるので、それを払拭しなければならない。終わらせる必要がある。
オランダやクロアチアなど全ての対戦国に大きな敬意を払っている」
アルゼンチンはギャングスターではないと一蹴。
去年行われたコパ・アメリカでアルゼンチンがブラジルを破って優勝した際、勝ったメッシとパレデス、そして、負けたネイマールが一緒に話すシーンが話題になった(3人はPSGのチームメイトだった)。指揮官はそのことにも触れていたようだ。
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アルゼンチン対クロアチアのW杯準決勝は日本時間14日に行われる。