18日、カタールワールドカップ決勝、アルゼンチン対フランスの試合が行われた。

アルゼンチンはアンヘル・ディ・マリアが先発に復帰。ただ右サイドでは4-3-3の左ウィングに入った。一方、コンディションが心配されたフランスだが、ほぼフルメンバーで決勝に臨んできた。

試合は序盤からアルゼンチンが支配。モチベーションの高さがプレーにも表れ、慎重に入ったフランスの選手たちを飲み込んでいく。

23分、ディ・マリアが左サイドでドリブル突破を仕掛けると、切り返しで抜かれたウスマヌ・デンベレが思わず後ろから倒してしまい、アルゼンチンがPKを獲得。これをリオネル・メッシが落ち着いて沈め、得点ランキング単独トップとなる今大会6点目をあげた。

36分にも再びアルゼンチン。カウンターから鮮やかなパス交換でアレクシス・マカリステルが抜け出し、ラストパスをディ・マリア。今大会限りでの代表引退を表明している34歳が大きな追加点を決めてみせた。

フランスはやはりコンディションが悪いのか、41分にデンベレとオリヴィエ・ジルーに代えてランダル・コロ・ムアニとマルクス・テュラムを投入した。

後半に入ってもアルゼンチンの時間が続いたが、開始から全開で入ったこともあり、後半半ばすぎから途中出場のフレッシュなフランス選手に対して後手を踏む場面が目立ち始める。

80分、フランスはコロ・ムアニが獲得したPKをキリアン・エムバペが決めて1点差に迫ると、さらに1分後にもエムバペ。テュラムとのワンツーから豪快なボレーを突き刺し、あっという間に試合を振り出しに戻した。

2-2で突入した延長戦でも一進一退の攻防が続き、109分にメッシのゴールで再度アルゼンチンが勝ち越すも、118分にはエムバペがハットトリックとなるPKで劇的同点弾。2人のスーパースターの競演が最後まで続いた。

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そしてPK戦では、エミリアーノ・マルティネスが舞台に上がり、2本を阻止。PK戦を4-2で制したアルゼンチンが、36年ぶりとなるワールドカップ制覇を成し遂げた。

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