セルティックで活躍を続けている旗手怜央。ワールドカップメンバーからは失意の落選となったが、スコットランドの地で圧倒的なパフォーマンスを披露している。

『Daily Record』では、その活躍をこう伝えている。

「セルティックで1年を過ごした旗手は、トップクラスの才能を見せつけてきた。

だが、いまでは彼がスコットランドサッカー界で最も傑出した個人になりそうな気配がはっきりと感じられる。

デビュー戦から彼が一級品であることは明らかだった。ただ、60分を過ぎると消えることがよく見られるように…。

それはJリーグをフルシーズン戦ったことによる疲労が原因だった。とはいえ、彼は修正が必要なことがあれば、それをやる。

最近、アンジ・ポステコグルー監督はこんな説明をした。

『レオはフィードバックが大好き。常にそれを求めている。毎日、分析やフィードバックを求めて、ギャヴィン・ストラカン(コーチ)の部屋のドアを叩く。彼に与えるものは何もないかもしれないが、それでも彼は要求する。彼はそういうタイプだからね。だからこそ、彼は成長し続けるんだ』。

旗手はシーズンオフの休みを活用し、より強く、より速くなって戻ってきた。

その結果、とんでもないスキルがさらに輝きを増した。仰天するような天才的な瞬間をいくつも見せつけてきた。

その魅惑的なスキルに対する最大の賛辞は、セルティックサポーターたちからトム・ロギッチやリュボミール・モラフチークを彷彿とさせると言われていることだろう。

この2人はセルティックファンから高く評価されている。ただ、旗手には2人にはない運動量もある。彼はとまらない。試合の最後まで走り続け、労働量を保つことができる。

1-0とリードされたロスカウンティ戦では、このアジア人が流れを変えるエネルギーと一流さを見せつけた。

それは偶然ではない。彼はその準備をしてきた。

ファンたちが帰宅し、敵選手たちが試合後のシャワーを浴びている時、旗手はビーチサンダルでピッチを2,3周している。

最後のチャレンジが終わるやいなや、次に向けた作業が始まるのだ。雨が降ろうが、寒かろうが、彼はジョキングを欠かさない。W杯の中断明け以降、旗手はギアを上げてきた。

W杯落選は痛かっただろうが、休みで充電ができたのだろう。彼は電撃的だ。MFとしてだけでなく、右サイドバックでのプレーも賞賛せずにはいられない。

先日のキルマーノック戦の後半に見せたパフォーマンスは、この世のものとは思えなかった。ダミーの動き、2点目を演出したランニング、ジョタへの煌めくフリック。全てが揃っていた。

シーズンがこのままいけば、(年間MVPの獲得レースで)古橋亨梧らを追い抜かすのは大変だろう。

ただ、いまの彼を見ていると、年間MVPは旗手と書かれているようなものだ」

連覇に向けて突き進むセルティックのなかでも圧倒的な輝きを放っていると指摘。キルマーノック戦のプレーは宇宙人レベルだったと賞賛している。

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そして、旗手がいまの活躍を続ければ、年間MVPにもなりえるとのこと。

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