世界の祭典であるワールドカップは、選手の品評会としての側面を持っている。
2022年カタール大会で評価を高めた日本代表の谷口彰悟は、大会後、同国のアル・ラーヤンに移籍した。
今回は、過去ワールドカップ後に海外移籍を果たした11名の日本人選手をご紹介しよう。
中田 英寿
移籍:ベルマーレ平塚 ⇀ ペルージャ(イタリア)
ワールドカップで活躍して海外移籍を果たした日本人の第一号は、中田英寿だった。
日本代表の初出場となった1998年ワールドカップで、グループステージ全3試合にフル出場。チームは3連敗に終わったものの当時21歳だった中田のプレーは世界に認められた。
移籍先の候補にはビッグクラブの名前も挙がったが、中田が選択したのは十分な出場機会が見込まれたイタリアのペルージャだった。
その計算通り、中田はペルージャでセンセーショナルな活躍をみせ、短期間でローマへと移籍している。