今冬のマーケットで蔚山現代ホランイから全北現代モータースへと移籍することになった天野純。横浜F・マリノスから昨年韓国へと期限付き移籍し、初年度から活躍を見せていた。
『スポーツソウル』の報道によれば、邦本宜裕が退団したことでアジア枠が空いていた全北現代が天野純の獲得に動き、映像でのミーティングなどを重ねて積極的に誘いを入れていたという。
そして横浜F・マリノスへのローン手数料は同額ながら、天野純に対しては年俸10万ドルほど上乗せしたオファーを送ったとのことだ。
それを受けて、11日に蔚山現代のホン・ミョンボ監督が取材に対して以下のように話し、約束が守られなかったと怒りを見せたという。
ホン・ミョンボ
「天野純は私が出会った日本人の中で最悪だ。我々やクラブを尊重していない。
イ・ドンジュン(蔚山現代を退団してヘルタ・ベルリンへ移籍したが、1年で帰国し全北現代へ加入した)が行くことは止むを得ない面がある、しかし天野純は違う。
プロサッカー選手はお金で動くことができるものだが、彼は『金額は気にしていない、クラブに残る』と話していた。
そして私はクラブとともにローン手数料の増額も準備しようとしたが、何も言わずに全北現代へと移籍していった。
最初から率直に話してくれれば、我々に貢献してくれた彼のことだ、いつでも送り出すことができた」
選手時代はJリーグでもプレーしたホン・ミョンボ監督。天野純を「これまで会った中で最悪の日本人」と語り、裏切られたと訴えていたとのこと。