かつてガンバ大阪やヴィッセル神戸、セレッソ大阪などで長くプレーし、日本代表でも16試合に出場したMF橋本英郎が、現役引退を発表した。

25年にわたってプロサッカー選手としてプレーし続け、そして昨年はおこしやす京都ACで選手兼コーチとして所属しながら、解説者やレポーターとしても活躍した。

そして19日にパナソニックスタジアム吹田で行われた記者会見では「指導者になりたい」という目標について話し、「蓄積された怪我が治りきらない状態」と明かしたあと、以下のように語っていた。

橋本英郎

「未練が全くないかと言われれば、めちゃくちゃあるんですけど(笑)。プロサッカー選手としてお金をもらってやれる状態ではないんです。

そしてカタールW杯に仕事で行かせていただいた時、指導者の目線になっていたんです。ベンチワークを見てしまったりとか。それは薄々感じていたんですけど、結果的にそれが大きかったと思います。

本田圭佑さんのように日本代表というわけではなく、J1、J2、J3で優勝できる監督になりたい、日本一の指導者になりたいということを目標に置いています。

今年1年間はいろいろなことに挑戦していきたいと思っていて、解説業であったり、あとは神奈川県1部の鎌倉インターナショナルというチームでアドバイザーをさせていただく予定です。

ガンバ大阪の監督になりたいという思いだけではなく、自分が関わったクラブはすべて優勝させたいと思っています。

J2やJ3であれば昇格させて優勝。どのカテゴリーでも通用する監督というのもなかなかいないと思っているので、だからこそ日本一の指導者という目標を置いて挑戦したいです。

自分が指導を受けたオシムさん、西野さん、岡田さん、ロティーナさんとやり方は違いますし、いい影響を与えられました。

言葉のチョイスもですね。長く話せばいいものではないですし、どの監督もミーティングの場で少し全然関係ない面白いエピソードを話されたりするんですよね。話がうまいというのを共通して感じているので、そのあたりはできるようになっていきたい」

【関連記事】今年現役引退を表明した「世界的スター選手」5名

監督としてのガンバ大阪への復帰に前向きであることを明かしたほか、これまで所属した様々なクラブを優勝、昇格させたいという目標について話していた。

【Qolyインタビュー】J2ジェフユナイテッド千葉DF岡庭愁人が母校の先輩からもらった言葉…未知のコンバートを乗り越え「熱くて、強い選手になる」