2月1日、JFLを戦ってきたMIOびわこ滋賀が2023年シーズンの新体制発表会を東近江市市役所で開催した。
予め発表していたとおり、今季から「レイラック滋賀FC」とクラブの名前を変更することが伝えられたほか、新たなエンブレムとユニフォームがお披露目された。
クラブ新体制・2023シーズンチーム新体制発表記者会見の開催について #MIOびわこ滋賀 https://t.co/Ie7uMMcbQW
— レイラック滋賀 (旧: MIOびわこ滋賀) (@reilacshiga) January 27, 2023
クラブを運営する株式会社Mi-Oスポーツの新代表取締役社長に就任したのは河原吉貴氏。これまでMIOびわこ滋賀のスポンサーを務めてきた麗ビューティークリニックの広報役員を務めてきた人物である。
河原吉貴
「日本のサッカー界が新しい局面を迎えています。カタールW杯でベスト8入りは果たせませんでしたが、ドイツとスペインを撃破し、大きな盛り上がりを見せました。
そして今年Jリーグは30周年を迎えましたが、47都道府県でクラブが存在しないのは6県のみとなりました。滋賀県もその一つです。
昇格を目指すため、麗ビューティークリニックはこれまでスポンサーとしての関わりでしたが、今シーズンからもう一歩踏み込んだ形でチーム経営にも携わることとなりました。
クラブスローガンは『Stay Hungry, Stay Football Crazy!』。失敗を恐れることなく高い目標に向かい、すべてのことに心を込めて全力を出し切ってその先にある栄光を手にする。レイラック滋賀FCは発足3年でJリーグ昇格を必ず果たす。
レイラック(Reilac)についてはスペイン語で「キング」を意味する「レイ」と、フランス語で「湖」を意味する「ラック」から引用致しました。
滋賀県のシンボルでもある琵琶湖に宿るパワーでラック(幸運)を掴み取るという願いも込められています」
チームカラーについては、これまでの緑から水色+紫に変更。1stユニフォームが水色、2ndユニフォームが紫を基調としたデザインとなった。
新監督としては昨年まで鈴鹿ポイントゲッターズのGKコーチを務めていた寺峰輝氏が招聘された。
また、昨年の後半戦でチームを率いた前監督の東広樹氏はアシスタントコーチに就任。アカデミーなども含めて統括する総監督に来栖孝治氏が就任している。
さらに東近江市市長を務める小椋正清氏は、ホームスタジアムの一つである布引総合運動公園をJ3仕様に改修するプランを明かし、お金をかける覚悟はあると宣言していた。
小椋正清
「私が関わって10年になります。布引総合運動公園というスタジアムがございますが、そのピッチは『あそこで試合がしたい』と思えるような素晴らしいコンディションです。一昨年には電光掲示板も設置できました。
次はJ3仕様のスタジアムにしなければなりません。プレッシャーをかけていただきたい。そのお金をかける覚悟はあります。あとは議会がOKしてくれるか。
昨年は危機感を感じました。降格の可能性がありました。もちろん、一番それを感じていたのは選手たちです。
今回麗ビューティークリニック様から素晴らしいサポートをいただけることになりました。MIOびわこ滋賀でやってきた権田一家の大きな転換の時期かと思います。
Jリーグでも滋賀出身の選手の密度は高く、底辺は広いものがあります。東近江には『三方良し』の精神があります。選手がサッカーを頑張れば、地域は良くなるんです。お客さんも喜びます。その精神をもって新たなスタートが切れることは、大きな喜びであり、感激すべき時です」
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なお、2月1日11時から行われたクラブの新体制発表会はYoutubeで配信されており、そのアーカイブを視聴することも可能となっている。