かつてレアル・マドリーやミランなどでプレーした元ブラジル代表FWロビーニョ。
ミラン時代の2013年1月にミラノのナイトクラブで5名の男性とともに性的暴行事件に関わったとして、2017年に懲役9年を宣告された。
控訴審も最高裁も一審判決を支持し、2022年1月に刑が確定している。ただ、判決が下った際にイタリア国外にいたために刑は執行されていない。
昨年、イタリアはブラジルに対して身柄の引き渡しを求めたが、ブラジルでは憲法で国民の引き渡しを禁じている。そのため、今年1月にイタリアはブラジルでの刑の執行を求める要請を行った。
『Globo』によれば、ブラジル上級司法裁判所(STJ)の長官は、ロビーニョへの刑執行を求めるイタリアからの要請は要件を満たしていると認めたという(STJは事件自体については判断しない)。
また、ブラジルの法務大臣も手続きがすでに開始されたことを認めている。大臣は他国で有罪判決を受けたブラジル人がブラジルで刑に服した先例にも触れており、ロビーニョもそれに続く可能性が高まっているようだ。