今年で31歳になったブラジル代表ネイマール。
バルセロナでは、リオネル・メッシ、ルイス・スアレスとともにMSNとして大暴れしていたが、2017年にPSGへの電撃移籍を決断した。
かつての盟友であるスアレスは『Placar』でネイマールの退団について語っている。
(なぜMSNは終焉を迎えたのか。彼に残って欲しいと頼んだか)
頼んだよ。何よりも、彼の友人としてチームメイトとして、とても傷ついた。
なぜなら、アメリカでのプレシーズンで話し合った時に彼は『ノー、ノー(移籍しない)』と言っていたからね。
これを話すのはあまり好きじゃないけれど、すでに大ごとになっていたから、僕らは彼と話してこう言ったんだ。『ネイ、全てを勝ちとりたいなら、俺たちと一緒に残ってくれ』ってね。
チームは負けていたので悪い状態だったけれど、変わるところだった。必要としていた新戦力も来るところだったからね。
彼は僕らの話を聞いて、『そうだね、残りたい』と言っていたんだ。
でも、周囲がコントロールするのが難しくなるときもある。
僕らは友人として彼の残留を勧めたけれど、あれは彼と家族の決断だ。
僕らは言ったんだ。『ネイ、イングランドのほうがいい。マンチェスター・シティのほうがいいサッカーのはず。でも、フランスはどうなの?』ってね。
その後、僕らはフランスサッカーが大きく成長したことを理解したよ。でも、当時は彼が残留することが最善だと言ったんだ。
彼が決断を下した時、僕らは打ちのめされた。僕らにとって非常に重要だったし、彼のような選手の代役を探すのは難しいからね。
ピッチ上で自分の後ろにいるネイマールとメッシがボールを持っていれば、走ればボールが来ることは分かっていた。見ないでもお互いを分かり合っていた。
ネイマールがスピードを上げてきたら、自分はスペースを作る動きでワンツーをする壁になる。お互いを分かり合っていたから、大きな損失だったんだ
当初のネイマールは残留をほのめかしていただけに、よりショックは大きかったとか。
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また、PSGよりもシティのほうがいいはずと本人に話したこともあったようだ。