AFC U20アジアカップも準決勝。準々決勝でヨルダンに勝利し、U-20ワールドカップ出場を決めた日本はイラクと対戦した。

日程がもっとも厳しいチームの一つである日本は、中2日の5試合目ということもあり大幅なターンオーバーを選択。キャプテン松木玖生や守備の中心選手である田中隼人などがベンチスタートとなった。

一方、イラクはイランとの死闘を制しての準決勝進出。技術と強度を併せ持ち、日本が今大会戦ってきた中でも一つランクの上のチームだった。

試合は開始早々に日本が決定機。しかしこれを横山歩夢が外してしまうと、12分、イラクがコーナーキックからアリ・ジャシムのゴールで先制を手にする。

日本は今大会初の松木不在で中盤から前の強度が不足し、押し込まれる場面が散見。0-1のままハーフタイムを迎える。

後半から日本は松木、永長鷹虎、熊田直紀を投入。徐々に自分たちの流れに持ち込むと、68分に入った北野颯太が個で局面を切り開きイラクゴールへ迫る。

迎えた83分、北野のパスをエリア内で受けた永長が巧みなフェイントから左足を一閃。今大会初ゴールとなる同点弾を沈め試合を振り出しに戻した。

試合は延長戦へ。103分、モハンマド・ジャミールのゴールで勝ち越しを許した日本だが、終了間際の118分に永長のクロスから熊田が今大会5ゴール目を決めて再び追いつく。

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勝負はPK戦へと持ち込まれ、佐野航大が止められた日本に対しイラクは全員が成功。PK戦3-5で敗れた日本は2018年の前回大会に続きベスト4での敗退となった。

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