名古屋グランパスと浦和レッズのやり取りが、泥沼の様相を呈している。

事の発端は、4月9日の明治安田生命J1リーグ第7節、名古屋グランパスvs浦和レッズの試合に向けたチケット販売。

名古屋は、ホームの豊田スタジアムにおいて昨季のホーム最終戦よりアウェイサポーター席をゴール裏Sスタンドの1階から2階へ移行。ただ、豊田スタジアムは施設利用規定にこそ明記されていないものの、上層スタンドでは安全上の理由により「立ち上がっての応援」は禁止されてきた、

チケット販売後、浦和レッズサポーターなどが豊田スタジアムに問い合わせたところ、施設が名古屋側に安全順守を要請。立ち上がっての応援が可能な1階が改めてアウェイ指定席として設定された。

これにより、名古屋は希望者に対して2階席から1階席への振り替えを発表した。対象者の多さを勘案し、浦和もその詳細をクラブの公式SNSなどでサポート。試合当日、通常よりも多い浦和のクラブスタッフが実際に豊田スタジアムへ赴き対応に当たったという。

そうしたなかで、いくつもの問題が発生していたようだ。

上位対決としても注目された試合は、一進一退の攻防の末スコアレスドローに終わった。