ラツィオは24日に行われたセリエA第5節モンツァ戦に1-1で引き分けた。
開幕から全試合に先発出場していた鎌田大地はベンチ入りしたものの出場はなし。マウリツィオ・サッリ監督は、これまで鎌田との交代で起用してきたマッテオ・グエンドゥージを初先発させた。
ただ、『Corriere dello Sport』によれば、サッリ監督は試合開始1分で鎌田にウォーミングアップを指示していたそう。
中盤で絶対的な存在になっているスペイン人MFルイス・アルベルトはCLアトレティコ・マドリー戦で足首を痛めた。彼はモンツァ戦でも先発起用されたが、最初のプレーで痛みを感じたため、急遽鎌田にアップが命じられたという。
ただ、ルイス・アルベルトはその後もプレーを続行し、結局フル出場。鎌田もアップ指示から数十分後にベンチに戻った。
昨季はセリエAで2位と躍進したラツィオだが、今季は開幕6試合で1勝2分3敗(CL含む)。
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試合後、サッリ監督はこう述べていた。
「CLの後の試合は難しい。慣れていない我々はなおさらだ。
試合の美しさだけにフォーカスするのは、その特徴が欠けているチームにとっては自殺行為。いまの私が求めているのは、目に見えるものよりも秩序だ。
もし私に選択肢があれば、スペクタクルなサッカーをするチームを作りたいが、それは常に可能なことではない。
今のチームはあまり脅威がないと非難されるかもしれないが、悪いプレーをするチームではないと思う。環境の何が問題なのかを見極める必要がある。
ある試合の後の大きな問題は、精神的なエネルギーの回復だと思う。試合後の落ち込みは大きく、3日で決意とモチベーションを取り戻すのは簡単ではない。
(ともに先発起用された新戦力の)グエンドゥージとグスタフ・イサクセンについて?
まだ戦術的に我々の下でプレーする準備ができていない選手がいるのも確かだが、彼らが完全な準備を整えるためにはプレーしなければいけないのも確かだ」
ラツィオは28日にトリノ戦、10月1日にミラン戦、10月5日にCLセルティック戦、8日にアタランタ戦とインターナショナルマッチウィークまで連戦が続く。