スペイン1部アトレティコ・マドリーとキットサプライヤーのNikeは22日、真っ赤に染め上げたシンプルな特別ユニフォームを発表した。

このスペシャルエディションは、25日に敵地で行われるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節セルティック戦で着用する。

Atletico Madrid 2023-24 Nike Special Edition

アトレティコ・マドリー 2023-24 Nike セルティック戦 スペシャルエディション

22日に発表されたレッド一色のシンプルなユニフォームは25日のセルティック戦のみで使用の予定。もしかしたら“フォースユニフォーム”という扱いとなるのかもしれないが、ここでは便宜上スペシャルエディションとしてご紹介する。

今季はサードユニフォームまで発表済みのアトレティコが、なぜ新たにこのユニフォームを発表したのか。それは50年前の試合に関係する。

今から50年前となる1973-74シーズンのCL(当時はチャンピオンズカップ)準決勝で、アトレティコはセルティックと対戦。74年4月10日に敵地セルティック・パークで行われた第1戦でアトレティコが着たのが、今回と同じようにレッドのアウェイユニフォームだった。

アトレティコは第1戦を0-0で終えてホームでの第2戦を2-0で勝利。バイエルン・ミュンヘンとの決勝戦に駒を進めている。

ちなみにベルギーで行われたバイエルンとの決勝戦は延長でも決着がつかず1-1の引き分けとなり、当時のルールにより2日後に再試合を開催。その2戦目は4-0でバイエルンが勝利している。

こちらがその当時のアウェイユニフォーム。細かなデザインは異なるが、レッドを基調のシンプルなデザインという点では共通する。

50年前のチームは敵地でのセルティック戦を引き分けたことで、ホームの第2戦に弾みをつけた。そんな決勝進出に向けての重要な一戦から50周年(正確には少し早いが)ということで、当時のチームに敬意を表して今回の対戦でも再びレッドのユニフォームを着用する。

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多くの日本人選手を擁するセルティック戦限定で着用するこの特別ユニフォーム。現在のところ一般販売についての発表はされていない。

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