ラツィオは8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ第4節フェイエノールト戦に1-0で勝利した。
マウリツィオ・サッリ監督は中盤にマティアス・ベシノ、ルイス・アルベルト、鎌田大地を先発起用。久々の先発となった鎌田大地は後半8分までプレーした。
WOWOWで解説した林陵平さんは、この日の鎌田についてこう評価していた。
「可もなく不可もなくって形でしたね。
守備の部分ではサッリのタスクっていうのを…2トップになったり、中盤を捕まえたり、そのタスクはしっかりと行えてはいたと思うんですけど。
攻撃になった時に少し違いを見せつけないと、代わりに出たグエンドゥージとの違いっていうのは出せないですよね。
(中盤で)ルイス・アルベルトを鉄板とすると、そのバランスを考えると、(鎌田より)グエンドゥージになるのは理解できますよね」
サッリ監督はスペイン人MFルイス・アルベルトを中盤の軸と考えており、彼と鎌田と同時に起用する難しさを口にしてきた。
この日は攻撃面で期待して鎌田を起用したが、それほどのインパクトは放てず。守備に優れるMFマッテオ・グエンドゥージとの違いを見せられなかったと感じたようだ。
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現地イタリア紙の採点でも、鎌田は5.5から6という感じ。「ポゼッションで悪いプレーもあり、自分のポジションを見つけられず」、「いい入りをしたが、相手中盤の網に嵌るとサッリの望むようなキレを見せられず」、「チーロ・インモービレがどこにパスを欲しいのかを理解し始めた」などという評価だった。