アディダスオリジナルス(adidas Originals)から、1994年アメリカW杯でアルゼンチン代表が使用したアウェイユニフォームの復刻版が登場した。

同ブランドはスペイン代表とドイツ代表の1996モデル復刻版も手掛けており、その再現力の高さが注目を集めている。だがこのアルゼンチン1994モデルも、それらに負けず劣らずの素晴らしい出来栄え。

最近ブームとも言える90年代ユニフォーム人気に対し、adidasがどうやら本気を出し始めたようだ。

Argenina 1994 adidas Originals Away

アルゼンチン代表 adidas Originals 1994 復刻 アウェイユニフォーム

品番:IS0266

アルゼンチン代表がベスト16に終わった1994アメリカW杯などで使用したアウェイユニフォームの復刻版。シャツには胸と背中に10番がプリント済みだ。

スペインとドイツの1996モデルと同様に細部まで完璧に再現した仕上がり。右半身にあしらったダイヤモンド柄のスリーストライプスは当時の定番スタイルだった。

シャツ全体にアルゼンチンサッカー協会の略称“AFA”を透かしで施す。襟部分のストライプも実に美しい。当時のオリジナルを知る人なら、シャツ前面のメーカータブにも郷愁を誘われることだろう。

しかし、なぜチームの代名詞とも言えるストライプ柄のホームではなくアウェイの復刻だったのか。

この94アウェイは、伝説の名選手ディエゴ・マラドーナ氏が“代表最後のゴール”を決めた試合でのユニフォームだ。シャツに10番をプリントしている点からも、今回の復刻はその意味合いが強いのだろう。

青いユニフォームを着たマラドーナ氏は94W杯グループステージ初戦のギリシャ戦で強烈な一撃をネットに突き刺し、W杯通算8得点目を決めている。しかし同氏はその後、ドーピング問題で大会から追放処分に。結果的にギリシャ戦での一撃が代表キャリアで最後のゴールとなった。

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そのマラドーナ氏「最後の代表得点ユニ」の復刻版では、同氏の真の後継者となったリオネル・メッシが着用モデルに。10番から10番へ。新旧2人のレジェンドによってこのユニフォームは時代を超越する存在となった。

1994アウェイユニフォームの復刻版は、adidasアメリカのオンラインストアで現地時間12月1日午前8時より発売される。

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