リーグ・アン第13節でパリ・サンジェルマン(PSG)は南野拓実が所属するモナコと対戦。試合は5-2でPSGが勝利した。

この試合からリーグ・アンでは「その時点でのリーグ最多得点者」を表彰する意味でユニフォームに特別なバッジを付けるという、新しい試みを実施している。その名も『TOP SCOREUR』だ。

モナコ戦の前にセレモニーが行われ、12節終了時点での最多得点者であるキリアン・エムバペに手渡されたのが、通称“S1”と呼ばれるゴールドのバッジ。エムバペのユニフォームのネーム上に付いている六角形の物がそれだ。

この時点でリーグ13得点だったエムバペは栄えある初代“S1”保持者となった。

ゴールドのバッジはリーグ・アンの試合数と同じ34本の線と、文字「S」の中にゴールドで「1」を刻む。これをデザインしたのは、ルイ・ヴィトン、ディオール、モンクレールといったハイブランドでデザイナーを務めたティルサ氏とのこと。

ジャン=ピエール・パパン、ソニー・アンデルソン、カリム・ベンゼマ、オリヴィエ・ジルー、ズラタン・イブラヒモビッチ、そしてエムバペなど、これまで数々のスター選手が得点王の座を賭けて争ってきた。

リーグ・アンでは、そんな過去のスターたちのプレーも収めた『TOP SCOREUR』のショート動画を公開している。

このバッジを最初に付けたのはエムバペだが、リーグ最多得点者が変わればバッジの保持者も当然変わる。つまりリーグ・アンでプレーする日本人選手にも、この黄金の六角形バッジを付けるチャンスがある。

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リーグ側はこのバッジを導入することで、各チームのFW選手間の競争心を煽り、より得点の多いスペクタクルな試合の増加を期待しているようだ。

大きなアクシデントでもない限りエムバペがこのバッジを最後まで付け続ける可能性が高いが、サッカーでは何が起こるか分からない。S1バッジという勲章を賭けた得点王争いにも注目が集まる。

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