セルティックFW古橋亨梧が得点王になった昨季のスコットランド1部リーグ。
得点ランク2位だったのが、当時マザウェルに所属していたオランダ人FWケフィン・ファンフェーンだ。
彼が「キョウゴは最高、僕は大ファン」と得点王を争った古橋を賞賛したことは日本でも話題になった。
そのファンフェーンは今夏、オランダ2部のフローニンゲンに移籍。50万ポンド(9330万円)の移籍金で鳴り物入りで加入した32歳のストライカーは5ゴールを決めていたが、10月途中に突然ベンチ要員に降格させられた。
本人は『The Scottish Sun』のインタビューで、ディック・ルッケン監督と衝突したことがその理由だと明かしている。
「それまでは問題なかったんだけれど、監督との話し合いで一線を越えた言葉を使ってしまった。
それ以降、ベンチになっている。代理人には6~7クラブから1月のローン移籍についての照会があった。このままなら、賢明な選択肢になるだろう」
「母国への帰国は予想通りにはならなかった。もうすぐ恋人が第一子を出産する予定だけど、自分にとってはますます難しいことになっている。
フローニンゲンに移籍した際、家庭のことで難しくなると思っていたけれど、想像よりはるかに大変だ。
先週、スコットランドに行き、その後、オランダに戻ってきた。
次に行く時は我が子を抱いているかもしれないけれど、その子を置いていかなければいけない。
本当につらい。自分にとって家族は本当に大事だし、難しいことになる」
妊娠中の恋人はスコットランドにいるため、オランダと行き来することになっているとか。
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そうしたなか、フローニンゲンは28日に行われたAZⅡ戦に5-0で大勝。だが、ファンフェーンがベンチで90分間を過ごしたことが現地で物議を醸している。
『SoccerNews.nl』などによれば、恋人の出産が迫るファンフェーンは、ルッケン監督からの要請で試合に帯同したものの、1分たりとも起用されなかったとか。
「非人間的」、「理解不能。最悪。こんなことをするよりもスコットランドに帰してやれよ」、「選手の扱い方がなってない」などと現地では監督に対する非難が起きているようだ。