トルコ3強の一角で香川真司の古巣ベシクタシュに、サッカー界最高と称しても過言ではない自社ブランドのユニフォームが登場した。

ベシクタシュは20日、トルコ共和国の建国100周年を祝した特別ユニフォームの着用を発表。adidasとサプライヤー契約を結んでいながら、なんと自社ブランドとして制作しリーグ戦で着用するという異例のものだった。

少々奇妙な形で発表されたその特別ユニフォームが26日、ハタイスポルとのアウェイゲームでデビューを飾っている。

Besiktas 2023 In-House Turkish Republic 100th Anniversary

ベシクタシュ 2023 トルコ共和国 建国100周年記念 ユニフォーム

建国100周年記念ユニフォームは非常にレトロな外観で、商業的なスポンサーロゴは全て外されている。

デザインはこのクラブが得意とするブラックを基調に、白い襟と胸元の編み上げが特徴的。ベシクタシュのユニフォームに編み上げが登場するのは、クラブ創設100周年だった2002-03シーズン以来となる。

背面のナンバースペースはエンブレム型。ベシクタシュのユニフォームでは時々登場するスタイルだ。

26日に敵地で行われたハタイスポルとの試合は2-1で勝利。建国記念ユニフォームの着用試合を勝利で飾っている。なお、シャツは自社ブランド製だったが、パンツとソックスはadidas製。なぜシャツだけが自社ブランドだったのか謎である。

右胸には100周年記念ロゴ。左胸にはクラブの歴代エンブレムを配し、その上にトルコ共和国の初代大統領で“建国の父”ムスタファ・ケマル・アタテュルクのフェイスプリントをデザインする。

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背番号も特別デザインで、何かをプリントしていたが詳細は不明。

現時点でこの特別ユニフォームは一般販売も無く、1試合のためだけにクラブが特別に選手着用分のみを製作したものとなっている。

なお、このユニフォーム発表の際に、クラブはこの1試合に限り“権利の放棄”に理解を示したadidasや各スポンサー企業へ感謝の意を表している。どうやら商業色を消して純粋に建国100周年を祝いたかったようだ。

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