現在行われている日本代表戦で2ゴールを決めたイラク代表FWアイメン・フセイン。これまで国際試合で70試合18ゴールを決めてきた長身ストライカーである。

若くしてイラクリーグでゴールを量産し、2016年のU-23アジアカップでは3位決定戦でゴールを決めるなどして銅メダルの獲得に貢献した。

また2018年にも同じU-23アジアカップの予選に出場し、アフガニスタン戦ではなんと1試合5ゴールと大爆発。予選で6ゴールと得点王になり、本大会への出場を導いた。

そのアイメン・フセインは非常に過酷な出自を持っている選手として知られている。

元々キルクークというイラク北部の小さな田舎町で生まれたが、そこは石油の生産が盛んな地域であった。

そのためサダム・フセイン失脚以降は武装勢力のターゲットになることが多くなり、常に爆弾で被害を受ける地域に。イラク軍の将校であったアイメン・フセインの父親はアル・カーイダのテロ攻撃により2008年に殺害されている。

さらにその後、ISIS(イスラム国)によって警察で働いていたアイマン・フセインの兄は誘拐され、現在でも行方は分かっていないという。

そんな悲しい状況の中、アイメン・フセインは若くして国内リーグで台頭し「ユニス・マフムードの後継者」とも呼ばれるストライカーに成長。2018年にはチュニジアの強豪スファクシャンに移籍するなどステップを進めた。

昨年もモロッコの強豪チームであるラジャ・カサブランカに所属しており、27歳の今もイラク代表のエースストライカーとして存在感を示している。

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アイメン・フセインは前半終了後に交代となりベンチに下がったが、イラク代表は2-0と日本を相手にリードして後半をスタート。果たして試合はどのような結末を迎えるのか。

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