1月31日、AFCアジアカップ2023・ラウンド16のイラン対シリアの試合が行われた。この勝者が日本代表と対戦することになるとあって注目を集めた一戦は意外な展開になった。

力で勝ると考えられていたイランに対し、シリアは集中したディフェンスとカウンターでペースを握らせず、時にはボールを握る場面も作り出していた。

しかし31分にはシリアのDFウスがイランのFWタレミをペナルティエリアで倒してしまい、PKの判定となる。これをタレミが決めてイランが先制点を決め、試合の流れは決まったかと思われた。

ところがそれから押し込むイランは追加点を決められず、逆に61分にシリアが大きなチャンスをゲットする。途中出場からまもないシリアのFWパブロ・サッバーフが裏に抜け出すと、イランのGKアリレザ・ビランヴァンドの足裏タックルを受けて倒れたのだ。

これがVARオンフィールドレビューの末にペナルティキックと判定され、シリアが同点に追いつくことに成功する。

さらに後半アディショナルタイムにはイランのエースであるメフディ・タレミが2枚目のイエローカードを受けて退場し、10人となってしまったのだ。

この影響もあり、1-1で迎えた延長戦でイランは守勢の時間が長くなり追加点を狙えない状況となり、勝負はPK戦へと持ち込まれることになった。

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そして迎えたPK戦では、イランのGKアリレザ・ビランヴァンドがシリアの2人目ファハド・ユースフのシュートを見事にセーブ。

その活躍に応えるかのようにイランはアンサリファルド、レザイーアン、イブラヒミ、トラービ、そして主将ハジ・サフィと5人連続のパーフェクト成功を見せ、PK戦5-3でシリアを撃破することになった。

これにより、日本代表が準々決勝で対戦するのはイランに決定。試合は2月3日の日本時間午後8時30分からキックオフされることになる。

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