リオネル・メッシらスターを獲得し、世界的に話題を集めているMLSのインテル・マイアミ。
現在はプレシーズンツアーで世界を巡っており、7日に東京の国立競技場でヴィッセル神戸と対決する。4日には香港で地元のベストイレブンと対戦したが、メッシもルイス・スアレスも出場しなかった。
『BBC』によれば、香港のファンたちはメッシがプレーしなかったことに激怒し、ブーイングを浴びせていたという。「返金しろ」という声も上がり、共同オーナーであるデイヴィッド・ベッカムのスピーチもブーイングでかき消された。
香港政府のMSEC(メジャースポーツイベントコミュニティ)は、試合を主催したTatler Asia社への支払いを減らす可能性があるとしている。
「メッシが今日の試合に出場しないことについて、政府だけでなく、すべてのサッカーファンが主催者の取り決めに非常に失望している。主催者はすべてのサッカーファンに説明する義務がある。MSECは規則に従い、メッシが試合に出場しなかったことによる資金提供減額も含め、主催者にフォローアップの措置を講じる」
MSECは、会場費として100万香港ドル(1900万円)、さらにイベント自体に1500万香港ドル(2.8億円)を助成。試合が行われた香港スタジアムにはほぼ満員となる38,323人が詰めかけており、ファンたちは1000香港ドル(1.8万円)以上のチケット代を支払っていたとのこと。
一方、Tatler Asia社は「一部報道があるが、わが社はメッシとスアレスの欠場についてキックオフ前には一切情報を持っていなかった。2人はインテル・マイアミのメディカル部門からプレー不可能と判断されたが、我々を含め誰もが失望した」と説明。
インテル・マイアミのタタ・マルティノ監督は「メッシとスアレスの欠場にファンが失望したのは理解できるし、そのことについて謝罪する。だが、これはメディカルスタッフとともに下した決断。彼らが少しでもプレーできる方法があればそうしたが、リスクが大きすぎた」と謝罪している。