アジアカップ敗退によって、フェイエノールトに戻った日本代表FW上田綺世。
ライバルFWサンティアゴ・ヒメネスが怪我で欠場した12日のスパルタ戦で先発起用されたものの、ゴールを決めることはできなかった(試合は2-0でフェイエノールトが勝利)。
現地オランダの元選手と元監督たちは、『FC Rijnmond』で、上田についてこう指摘していたそう。
ヘールト・デンオーデン
「昨日はまるでレフェリーのように消えていた。スパルタが守備を固めたあのような試合で、ストライカーはペナルティエリア内に入っていくしかない。足元にボールが来てから勝負になる。ビルドアップで上田に役割はなかった」
ロバート・マースカント
「ストライカーとして狭いスペースでプレーするなら、チーム戦術的にもあそこで逃げていはいけない。エンドゾーンにいなければならない。
彼のスピードからすると、彼はもう少しスペースがある瞬間により重要になる。今後の欧州でのビッグマッチでは、彼はフェイエノールトにとって非常に重要な存在になりえる。その時はスペースが少しは大きくなる」
上田はスピードスターではないが、海外ではシュートに持ち込む速さも評価されている。
フェイエノールトは日本時間16日と23日にUEFAヨーロッパリーグでローマと対戦。守備を固めてこない相手にはよりスペースができるため、上田の活躍が期待されているようだ。