今季はかなり難しい状態となっているバイエルン・ミュンヘン。昨年夏にはトッテナム・ホットスパーからハリー・ケインを獲得するなど大型補強を行ったものの、トーマス・トゥヘル監督が率いるチームはあまり機能していない。
特にこのところは苦戦しており、首位を争うレヴァークーゼンに0-3と大敗した後、チャンピオンズリーグではラツィオに0-1と敗れ、さらにボーフムを相手に2-3と黒星を喫している。
『Bild』が伝えたところによれば、バイエルン・ミュンヘンでは現在主要な選手たちが「親トゥヘル派」と「反トゥヘル派」に分断されているという。
反トゥヘル派の中心となっているのはトーマス・ミュラーで、自由なプレースタイルがあまりトゥヘル監督に好かれておらず、プレー時間が減っている状況に不満を抱いているそう。
またヨシュア・キミッヒもこの夏に新たなボランチが獲得されるという噂が流れてからトゥヘル監督との関係が悪化していたとのことで、以前はアシスタントコーチと激しい口論をする場面も目撃されているという。
他にも反トゥヘル派にはセルジュ・ニャブリ、レオン・ゴレツカ、マタイス・デ・リフト、マティス・テルが含まれているそうだ。
一方、現体制を支持する親トゥヘル派の中心となっているのは今季加入したハリー・ケインで、熱心に誘ってくれた監督を信頼しているそう。
またキャプテンのマヌエル・ノイアーも同じくトゥヘル監督派であり、難しい怪我の時にも支えてくれた指揮官に感謝を抱いているとのこと。
さらに今冬のマーケットで獲得されたエリック・ダイアーの他、ルロイ・サネ、ジャマル・ムシアラ、ラファエル・ゲレイロが現体制を支持する立場になっているという。
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21日に「トーマス・トゥヘル監督が今季限りで退任する」と発表したバイエルン・ミュンヘン。首位のレヴァークーゼンとは勝点差が8に開いており、ブンデスリーガ優勝はかなり難しい状況だ。
そのレヴァークーゼンの指揮官であるシャビ・アロンソらが後任監督の候補だと伝えられているが…果たして来季はどうなるだろうか。