2023年に通算8度目となるバロンドールを受賞したリオネル・メッシ。
2020年度のバロンドールは新型コロナウイルスの影響によって授与自体がなかった。翌2021年度はメッシが受賞したが、筆頭候補とされたロベルト・レヴァンドフスキが2位となったことが物議を醸した。
『Le Monde』は、バロンドールを主催する『France Football』の編集長が当時メッシが所属していたPSGから便宜を図って貰っていたと報じ、この授与は調査対象になっている。
そうしたなか、レヴァンドフスキは『Sport Bild』のインタビューでこう話していた。
「2020年と2021年は自分のキャリアで最高の年だった。最近、ある友人がスタッツを送ってきた。僕が(その2年間に)85試合で100ゴールを決めていたとものだ。
もちろん、いつかバロンドールを受賞したかった。あのトロフィーがまだないことに怒っているわけでも、悲しんでいるわけでもない。ただ、あの2年のうちどちらかは自分の番だったという気持ちがある。
2021年はメッシのものだ。2020年の回顧賞の噂があると聞いた。あの年は自分にとって素晴らしいものだった。自分は最高レベルにあったし、僕ら(バイエルン)は全てを勝ちとった。
こう言ってみよう。4年後に2020年度のバロンドールを受賞することになっても、決して気分は害されない。大変光栄だし、賞を受け取るだろう」
やはりまだ煮え切らない思いがあるようだ。
なお、レヴァンドフスキは、現在世界最高選手については、「キリアン・エムバペとジュード・ベリンガム」と話していた。