ブラジルのリオグランデ・ド・スル州で大規模な洪水が発生し、多くの人が亡くなる惨事となっている。
国内史上最悪レベルとも伝えらており、同州に本拠地があるグレミオとインテルナシオナウのスタジアムも浸水被害を受けた。
『CNN』や『UOL』によれば、両チームの選手たちは被災者支援に協力しているそう。
話題になっているのが、グレミオFWジエゴ・コスタの尽力。ピッチ上ではワルとして知られる36歳のベテランFWは、およそ100人の救助に貢献したという。
現地3日、帰宅中のコスタは洪水で助けを必要とする人達に出くわすと、車を止めて必要なものを尋ねた。大のグレミオファンだという男性は、孤立した家屋で首まで水に浸かっている人達を救助する方法が必要と答えた。
すると、コスタは行動を決意。家に戻ると、人々を救助するためにジェットスキー4台に乗った友人たちを向かわせたとか。その結果、およそ100人が救助されたという。
56歳の男性はこう話している。
「今日、ジエゴがやったことは前代未聞だ。彼は数か月前(2024年2月)に加入したばかりだが、トラックを水の中に乗り捨てると友人たちとジェットスキーを持ってきた。
信じられないことだ。感動したし、彼はものすごく謙虚だ…彼がしてくれたことには言葉もない」
コスタは自分のジェットスキーも含めて4台を提供したとも伝えられている。