火曜日に行なわれたアーセナルのトレーニングセッションを欠席していたことで、週末のマンチェスター・ユナイテッド戦出場が危ぶまれていた冨安健洋。
この数年は怪我の問題を常に抱えながらプレーしていたこともあり、一部メディアでは「契約を更新したことは間違いだったのではないか」という報道も出されていた。
しかし8日に『Standard』が伝えたところによれば、冨安健洋は火曜日のセッションを室内でのトレーニングのみで終えていただけだという。
これはアーセナルが「冨安健洋のコンディションを保つためにトレーニングの量を極めて慎重に管理しており、ピッチでの練習を回避させていた」ためだったそうだ。
また、冨安健洋は今週末のマンチェスター・ユナイテッド戦に向けて以下のようにコメントしていたそうだ。
「二人のセンターバック(ガブリエル・マガリャンイスとウィリアン・サリバ)はとても安定している。そしてベン(ホワイト)も同じだね。
彼らのおかげで僕たちは何度もクリーンシートを達成することができた。自分もその最終ラインの一員になりたいと思っているし、マンチェスター・ユナイテッド戦でも無失点を目指して頑張りたい。
勝点3を獲得するのは難しいスタジアムだし、間違いなく簡単な試合にはならないと思う。ただ僕たちは自信を持っているし、勝点3を獲得するつもりでいるよ。
もし優勝することが出来たら、僕たちはみんな幸せになるだろう。他には何もいらない。ただタイトルが欲しいだけだ。僕もこれまで優勝争いに関わる機会はあまりなかったから、今回それを戦えてとても嬉しい。
目の前にチャンスがあったら、それを掴みに行くしかないからね。
アジアカップで負けたあとはとにかくプレーしたかった。だから負傷は僕にとって大変なことだったよ。みんながすぐに出場していたからね。
でも、それは仕方がなかった。今はプレーできる状況になったし、シーズンで最も重要な時期にある。ピッチの上でチームに貢献できることを願っている。全力を尽くして、この瞬間を楽しみたい」
重要な終盤戦での戦いに向けて怪我防止のために練習を免除されていたという冨安健洋。むしろチームからの高い評価を感じられる出来事だ。
オールド・トラッフォードで行なわれる重要なマンチェスター・ユナイテッド戦は、5月12日にキックオフされる予定となっている。