今シーズン限りでの引退を決めた元日本代表FW岡崎慎司。
17日に現役ラストマッチになるシント=トロイデン対ルーヴェン戦に先発出場した。
この試合では、シント=トロイデンの鈴木彩艶、伊藤涼太郎、山本理仁、藤田譲瑠チマ、岡崎、ルーヴェンは三竿健斗と明本考浩と日本人7名が先発。試合前には三竿からも岡崎に花束が手渡された。
岡崎は53分までプレーし、試合は1-1の引き分けで終了している。
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— Eleven Belgium (NL) (@ElevenBeNL) May 17, 2024
試合後、現役ラストマッチを戦い終えた岡崎はこう話していた。
「(トルステン・)フィンクが監督で良かったなって思える場面があって。今日も最初は20分でどうだみたいな感じだったんですけど、フィンクはやっぱ勝ちたいんで。
その当然の意見を話してもらえて、自分は出たいっすみたいな。そこで僕の決意も固まって。結構復帰して足痛いなかでのプレーだったので、でも、もう吹っ切ってとりあえず飛ばしていこうかなって。で、(プレーを)見てくれみたいな。もし行けそうだったら、最後まで使ってほしい、前半はやり切らして欲しいって言って、監督がそれで使い続けてくれたんで。
なんかずっとこういう生き方をこのヨーロッパでやってきたなと思ったので、最後までやり切るという意味ではらしい終わり方だったと思います。
さらにああいう風にやってもらえるのも想像しなかったんで、相手チームまでやってもらえて、本当にいい終わり方ができたと思います。
(先発出場した日本人のチームメイトたちに伝えたいことは)幸せですね、なんか。自分自身がヨーロッパに来て何度も日本人の選手とブンデスでもプレミアでもスペインでもやったし、常にそこの場に日本人がいてその選手たちのおかげで僕もやってこれたと思っているので。
今回、シント=トロイデンで若い選手たちと一緒にやりながら、こういう選手たちをプレーで引っ張れない悔しさっていうのをめちゃくちゃ感じつつ、それも自分の引退を決意させるひとつの要因ではあったので。
逆にやっぱこういう選手たちがもっと上に行ってほしいなっていう思いがあるので。そういう選手たちと一緒にこうやって最後を迎えたっていうのはなんか運命なのかなっていう風にも思いますし、本当にそれも含めていい終わり方だったなと」
『Sporza』でも、「マンオブザマッチは岡崎にするべきか。レスターでの信じられない優勝と日本代表通算50ゴールで知られるこの日本人戦士は引退する。今日はひとつのアクション以外は目立たなかったが、これほどのキャリアを積んだ彼は賞賛に値する」と讃えていた。
シント=トロイデンは25日のヘント戦で今季を終える。