ドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンは13日、「シュトゥットガルトから日本代表DF伊藤洋輝を獲得した」と公式発表した。
昨季シュトゥットガルトでチームを2位に引き上げる活躍を見せ、トッテナムなど様々なクラブから関心を持たれていたと言われる伊藤。
『Kicker』によれば、バイエルンはシュトゥットガルトに2300万ユーロ(およそ38.8億円)+ボーナスの移籍金を提示したと伝えられており、交渉は非常に速やかに進められたようだ。
スポーツディレクターを務めているマックス・エベールは、伊藤洋輝の獲得について以下のように話している。
「伊藤洋輝と契約できたことを非常に嬉しく思っている。我々は新たなエネルギーをもたらしてくれる成功に飢えた選手を求めているが、洋輝は我々が望む全てを持っている。
彼は困難を受け入れてそれを克服し、自分の道を歩み続ける選手だ。25歳であるがすでに多くの経験を積んでおり、降格であろうがチャンピオンズリーグであろうが、あらゆるプレッシャーに対処できる。彼は我々にとって実になる補強になるだろう」
また同じくディレクターのクリストフ・フロイントは以下のように語っているようだ。
「伊藤洋輝はシュトゥットガルトで信頼性を証明していた。トップレベルでの好パフォーマンスを維持し、その結果いくつかのトップクラブの注目を集めるようになった。
洋輝は背が高く攻撃的で、左足がストロングポイントで、優れたパスゲームへの適応性があり、中央だけでなく左サイドでもプレーでき、守備でも万能だ。
彼は若くしてドイツにやってきて非常に成長しており、我々は彼がまださらなる可能性を秘めていることを確信している」
そして、ビッグクラブへの移籍を実現させた伊藤洋輝はバイエルンについて以下のように語っている。
「世界最大のクラブの一つでプレーできることをとても光栄に思う。バイエルンという名前は日本でも非常に好感を持たれている。
シュトゥットガルトで常に全力を尽くしてきたし、クラブには感謝している。ミュンヘンでの新しい挑戦を楽しみにしているし、バイエルンが多くのタイトルを獲得できるように自分の役割を果たしたい。
新たな一歩を踏み出す時が来た。僕にとってバイエルンはそのために最適なクラブだ」
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バイエルンは今夏トーマス・トゥヘル監督にかわってヴァンサン・コンパニ監督を新たな指揮官として招聘し、最終ラインの強化に動いていた。
他にもレヴァークーゼンのヨナタン・ター、リヴァプールのジョー・ゴメスなどを守備陣の新戦力候補としてピックアップしているという。