自身6大会目となるEUROを戦っているポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。
39歳になった彼はスロベニアとの決勝トーナメント1回戦でPKを失敗した後に号泣したものの、その後のPK戦では冷静にシュートを決めてみせた。
強心臓ぶりを見せつけたロナウドだが、心拍数のデータでもそれが裏付けられていたようだ。
『WHOOP』が、ロナウドがスロベニア戦で記録した心拍数のデータを公表している(bpmは、beats per minuteの略で1分間の拍動数)。
When you’re @Cristiano, there’s no fear in football. See how CR7 entered a flow state and dropped his heart rate moments before changing momentum of the match against Slovenia. See you in the quarterfinals, Portugal! pic.twitter.com/E9kLLTdFjt
— WHOOP (@WHOOP) July 2, 2024
ロナウドは延長戦が終わって120分のプレーを終えた瞬間には、心拍数が170bpm以上あった。
だが、1分ほどで150bpmまで下がり、フロー状態(目の前の活動に完全に没頭する心理的・身体的状態)に移行すると、ヤン・オブラク相手に再びPKを蹴る瞬間には、110bpm以下まで落ちていた。そして、勝利が決まった瞬間には再び心拍数が跳ね上がっている。
ポルトガルメディアは「彼が緊張に負けなかったことの証しだ」と伝えている。
一方、ロナウド本人は「現実の3つの側面。痛み、不確実性、絶え間ない仕事」という言葉をSNSに投稿している。