史上初となる6大会目のEUROを戦っているポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド。

39歳になったレジェンドは、スロベニア戦でPKを失敗した後に号泣したものの、PK戦ではしっかり成功してみせた。

そうしたなか、かつてポルトガル代表でロナウドとともにプレーしたジョゼ・フォンテは、『BBC』でこんな話をしていた。

「クリスティアーノ・ロナウドがポルトガル代表で混乱を招いているという話や噂を聞くといつも笑ってしまう。なぜなら、それらはただの作り話だからね。

自分は代表で彼と何年も一緒に過ごしたけれど、問題に遭遇したことは一度たりともない。彼自身が素晴らしいプロフェッショナルであるだけでなく、チームの全員を助けようとするからね。

彼を観察するだけでも、成功するために何をすべきかというアイデアが得られるけれど、クリスティアーノと一緒にいると、それ以上のものが得られる。

彼はピッチ内外で模範を示して牽引する。だから、彼が他の誰よりも早くジムに行ったり、理学療法を受けたり、体と心を準備していたりすると、他の全員も一緒に引き上げられる。

彼が先導し、僕らはそれに従う。彼のお陰で午前2時に全員でアイスバスやサウナに入っていたことを思い出すよ。身体のリカバリーを助けるだけでなく、チーム全員で一緒にやることが大事だった。

それは理想的なチームスピリットを生み出すだけでなく、常に最高の選手から学ぶ機会だと考えていた。

現代サッカーでは、情報やデータに瞬時にアクセスできるため、選手は自分にとって何が効果的か否かを調べるために自分で調べる。

でも、クリスティアーノは、あらゆる分野で世界最高の専門家と話す能力があるし、そのことを喜んでみんなと共有してくれるのが嬉しいんだ。

彼はチームメイトやチームを向上させたいと思っているので、どんな質問にも答えてくれる。だから、一緒に仕事をするのにいい環境になっているのさ」