2026年W杯の出場権獲得に王手をかけている日本代表。20日にバーレーン、25日にサウジアラビアとのW杯アジア最終予選をそれぞれホームで戦う。
対するバーレーンは、日本とインドネシアとのアウェイ2連戦になる。
バーレーンサッカー協会は、国内リーグを3月7日から4月4日まで長期間中断(FIFAのインターナショナルブレイクは3月17日から25日まで)。国内リーグを切り上げると14日に来日し、異例の早さで日本戦に向けた準備を進めている。
そのバーレーン代表の27歳FWモハメド・マルフーンは、『FIFA』のインタビューで15,000キロを旅する今回の2連戦についてこう話していた。
「W杯予選は、ホームであれアウェーであれ、どの試合も難しい。予選のこれまでの試合から多くの教訓を学んだ。そして今は今後の試合に向けて全力で準備しなければいけない。
もちろん、強豪チームと対戦すること、スタジアムが満員になること、そしてラマダンで試合がより難しくなることはわかっている。
それでも、W杯出場権を得るには、すべての試合で全力を尽くす必要があるので、万全の準備をしなければいけない。対戦する全てのチームをリスペクトしているが、我々は何者も恐れていない」
バーレーン王国はイスラム教国であり、イスラム教徒たちは今月末までラマダン(断食)の期間に入っている。
厳格なムスリムはラマダン中は、日の出から日没まで食べ物や水を摂らない。そのため、同じくイスラム教国であるサウジ代表の選手たちは、夜が明ける前の午前3時にスフールという食事を摂っている。
日本と対戦するバーレーンとサウジはラマダン期間中という難しいなかでの戦いにもなりそうだ。