フランスへの人種差別騒動に揺れるアルゼンチン代表エンソ・フェルナンデス。
14日に行われたコロンビアとのコパ・アメリカ決勝に1-0で勝利した後、差別的なチャントを歌っていたことが問題視されている。
それは「やつらはフランスでプレーしているが、全員アンゴラ出身だ。やつらはトランスジェンダーと寝るのが好き。母親はナイジェリア人、父親はカメルーン人だが、パスポートにはこう書いてある、フランス人」などというものだった。
フランスサッカー連盟は強く非難しつつ、FIFAへの申し立てを行うと発表。その後、エンソは謝罪したが、チェルシーのフランス系選手が反発するなど騒動は収まっていない。
そうしたなか、エンソの父親は、『Deportes Argentos』でこう話していたそう。
「私は息子がどんな人間が分かっている。彼はそんな人間ではない!
ヨーロッパの人間が我々のサッカー的伝承を理解するのは難しい。
彼は不適当な時にライブで録音してしまった。彼は自分が歌っていることに気付いていなかった。
2014年(のW杯決勝)でドイツが我々を破った際、彼らはガチョウの歩き方を真似して、我々を無知かのように扱った。2018年にはフランスがメッシの身長を馬鹿にした。
我々は自分たちが差別されていると言ったことは一度もない」
自分たちもヨーロッパから差別的な扱いを受けてきたと主張していたようだ。