Qolyアンバサダーのコラムニスト、キツネによるレポートをお届けします。

FC町田ゼルビアは今期のホームゲーム19試合のうち、4試合を国立競技場で闘います。対戦相手は神戸・横浜FM・浦和・FC東京と、実績と人気を伴うクラブばかりです。今回はその2試合目。

国立到着からキックオフまで11時間

朝6時に家を出発、7時前に国立競技場に到着しシート貼り。その後は13時半の横断幕掲出まで空き時間です。野津田(いつものホーム)の場合もこれくらいの空き時間がありますが、家が近いので一旦帰ることも多いです。

しかし、国立と家を往復するのは流石に面倒だったので、スーパー銭湯などでダラダラ過ごそうという事になりました。時間帯的に入れる場所がなかなか見つからず、45℃の激熱湯舟しかない銭湯に行き2分くらいお湯に入りました。熱すぎてゆっくり入れませんでした(5,000円で入浴できるところはありましたがさすがに高すぎ…)。次回の浦和戦までにスーパー銭湯はちゃんと調べておきます。

その後、アメ横で12時まで飲んで国立に戻ったら横断幕掲出の時間になっていました。その後はYoutubeの撮影などをしているとあっという間にキックオフの時間です。キックオフまで残り4時間くらいになると時間が足りないと感じるくらい、時間の流れが速く感じるんですよね。

なかなか勝てない国立…いつか国立も"ホーム"と言えるように

試合内容はすっ飛ばします。国立では去年から数えて3戦未勝利、2連敗です。

正直ホームという感覚はありませんし、ホームの利はそんなに無いと思っています。むしろ次の浦和戦はジャックされると思います。でもこれは仕方ないんです。ゼルビアはクラブもサポーターもまだまだ発展途上中であり、しばらくは我慢の時。自分たちのサポーターだけで国立を埋められるようになるまで地道な努力をしていかなければなりません。

そんな国立ですが、勝利したときのリターンは野津田よりも大きいと思っています。無料招待券を配っていることもあり、野津田に比べると普段サッカーやゼルビアに興味が無い層が一定数いるはずです。そんな層を取り込んでいくにはゼルビアのゴールや勝利を見せることが手っ取り早いと思います(もちろん試合以外の部分で魅力を作り出すことも大切ですが)。

今は成長の過程を皆で楽しんでいきましょう。いつか国立で開催する試合が本当の意味で「ホーム」と呼べる日まで。

新戦力への期待(子どもたちはよく見ている)

この試合、後半から出場した選手が輝きを見せました。

ハーフタイムから入った杉岡・バイロンはサイド攻撃を活性化させ、78分に入った芦部が攻撃で非常に存在感を放ち、試合後の子どもたちに「誰が良かった?」と聞いたところ、彼の名前が最も挙がりました。大絶賛でした。

同じく78分から出場した中島も衰えを感じさせないスピードを見せてくれました。結果的に敗れはしたものの、最後まで勝負の行方が分からないと思わせてくれるような展開になったと思います。

このタイミングでの中断期間はポジティブ

この記事を書いている途中で相馬勇紀の完全移籍が発表されました。現役の日本代表が移籍してくるクラブになったのか…という驚きが一番大きいです。

平河の穴を埋めて余りある補強、クラブの本気度を感じます。裏切者、不義理という人はどうしても一定数出てきますが、3.5億円の移籍金を置いていくことの何が裏切りで不義理なのか…と個人的には思いました。

次のリーグ戦まで2週間あるのでチームにフィットするには十分な期間ではないでしょうか。また、今回の敗戦の流れも一旦切れるという事でフレッシュな気持ちで闘えると思います。そして、リーグ戦が無くても平河・藤尾がオリンピックで活躍する姿を見られるであろう中断期間…最高ですね!

ライター:キツネ
2023シーズンより本格的にFC町田ゼルビアのサポーターとなり、サポーターやゴール裏の人口を増やすため、Youtubeチャンネル「ゼルビアアドレセンス by キツネ」にて、ほぼすべての試合のVlogを投稿中。大切にしている言葉は「自分から手放さない限り、サッカー観戦は終わりのない青春」。
YouTube:「ゼルビアアドレセンス by キツネ」
https://www.youtube.com/channe...

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