ロマン・アブラモヴィッチ氏がクラブを買収して以降、世界的な金満クラブになったチェルシー。

2022年にオーナーがトッド・ボーリー氏に代わってからも、爆買いを続けているが、変わった点もある。

ボーリー氏はMLBロサンゼルス・ドジャースの共同オーナーのひとりでもあり、チェルシーでは選手との契約を長期化することでコストを分散させる戦略をとっている。先日にはコール・パーマーとの契約を2033年まで延長したばかり。

そんなチェルシーは保有選手が多すぎるためにトップチームで練習できない選手が出るほどの状態になっている。

『Sky Sports』によれば、チェルシーは、保有するトップチーム選手42人との残り契約年数が合計で191年もあるそう。

これはプレミアリーグのなかでも異次元の数字(2番目はトッテナムの97年)。

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このチェルシーの戦略には批判がある。グレアム・スーネスは、『Daily Mail』で、サッカーや市場を理解している真のサッカー関係者がやることではないと断罪した。

「今夏、チェルシーの選手獲得額は2億ポンド(378億円)に達しようとしているが、そのほとんどが10代か20代前半の選手だ。

20代に経済的な保障を一生与えることは、彼らの意欲を削ぐことになる。彼らはもはや毎日が学校生活だとは思っていない。やりすぎだし、早すぎる。それは監督の仕事を不可能に近いものにしてしまう」

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