U-20日本女子代表は12日、コロンビアで開催されているU-20女子ワールドカップのラウンド16でナイジェリアと対戦し、2-1で勝利。4大会連続の準々決勝進出を決めた。
グループステージを3連勝で突破したヤングなでしこ。ラウンド16の相手は、なでしこジャパンがパリ五輪のグループステージで対戦したナイジェリアとなった。
狩野倫久監督はこの試合、4-2-3-1のシステムを採用。GKは大熊茜。DFは右から柏村菜那、岡村來佳。白垣うの、佐々木里緒と並び、中盤の底に大山愛笑とキャプテンの小山史乃観。
サイドは右に松永未夢、左に氏原里穂菜が入り、前はトップ下に10番の松窪真心、1トップに土方麻椰という縦関係となった。
対するナイジェリアは高いフィジカル能力を誇るが、4-5-1の形こそあるものの個人の判断がベース。ボールウォッチャーになりやすい相手に対し、日本は人とボールが動きながら良い形を作っていく。
33分、左サイドを崩した日本は氏原のクロスをファーに走り込んだ松永が頭で合わせて先制。日テレ・東京ヴェルディベレーザ所属の松永はガーナ戦に続く今大会2点目を記録した。
日本は後半頭から氏原に代えて今大会ここまで3ゴールの笹井一愛を投入。松窪が左に移り笹井がトップ下の配置に入る。
リードされているナイジェリアは後半、前への圧力を強めゴールへ迫る場面も出始めるが、逆に65分、日本はカウンターから笹井のクロスを土方が押し込み追加点。
松永同様、日テレ・東京ヴェルディベレーザに所属する土方はこれが今大会5点目。ブラジルのヴェンジートに並び、得点ランキングのトップに立った。
リードを2点に広げた日本は、後半アディショナルタイムにオルシャラ・ショボワレの追撃弾を許したものの2-1で勝ち切り、準々決勝進出を決めている。
日本の次戦は15日、前回大会決勝で敗れたスペインと対戦。試合は、日本時間16日(月)8:00からメデジンのエスタディオ・アタナシオ・ヒラルドーで行われる。