U-20日本女子代表は15日、コロンビアで開催されているU-20女子ワールドカップの準々決勝で前回王者スペインと対戦し、延長戦の末1-0で勝利。3大会連続の準決勝進出を決めた。

4連勝で迎えたスペインとの一戦。日本は前回大会、決勝でスペインに敗れ連覇を逃しただけに、中2日で移動も挟んでの決戦だがチーム全体の集中力は非常に高かった。

狩野倫久監督は4-4-2のシステムを採用。GKは大熊茜。DFは右から柏村菜那、白垣うの、米田博美。佐々木里緒と並び、中盤の底に大山愛笑とキャプテンの小山史乃観。

サイドは右に松永未夢、左に氏原里穂菜が入り、前線はラウンド16のナイジェリアと同じ土方麻椰と松窪真心だが縦関係ではなく2トップの形となった。

対するスペインもここまで4連勝。4試合で1失点の堅守を誇り、日本戦では4-4-2のミドルブロックで構え、カウンターからゴールを狙うサッカーを選択してきた。

必然的に日本がボールを握り、ミドルレンジからの積極的なシュートも含めながらスペインゴールに迫る場面が目立った前半。それぞれに狙いがあり、試合としては拮抗した展開となった。

日本は後半頭から氏原に代えてスーパーサブの早間美空を投入。62分には前線に笹井一愛を入れ、交代した松永の右サイドに土方が移るも途中から早間が右サイドへ移り土方は元のトップへ。

疲れもあって徐々にゴール前でのシーンが増え、スペインは67分、左サイドを突破したユディト・プホルスがエリア内で決定的なシュート。しかしこれはポストに当たり日本は救われた。

試合はスコアレスのまま延長戦に突入し、迎えた102分、日本は松窪が左サイドでフリーキックを獲得。距離はあったが大山が鋭いボールをゴール前へ入れると、米田がゴールに背を向けながら頭で合わせ、値千金の先制点を奪った。

米田の今大会初ゴールで先制した日本は、延長後半からフレッシュな天野紗、林愛花、岡村來佳を次々と投入。最後までゴールを守り切り、前回決勝のリベンジを果たした。

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日本の次戦は18日(水)、準々決勝で地元コロンビアをPK戦の末に下したオランダと対戦する。

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