今週、2024-25シーズンが開幕したACLことAFCチャンピオンズリーグ。
アジアサッカーの頂点をかけた大会は、今季から生まれ変わり、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)を頂点に新設されたAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)、AFCチャレンジリーグ(ACGL)と3つの階層に分かれることになった。
日本からは、ACLEに昨季J1リーグ優勝のヴィッセル神戸と同2位の横浜F・マリノス、天皇杯優勝の川崎フロンターレという3チーム、ACL2に昨季J1リーグ3位のサンフレッチェ広島が参加している。
とくにアジアの最強クラブが集うACLEは、“お金”の面でもスケールアップ。賞金や参加報酬が以下のように大幅に増額された(括弧内が旧ACLの賞金)。
ACLE
賞金
優勝:1000万ドル(400万ドル)
準優勝:400万ドル(200万ドル)
参加報酬
ベスト4:60万ドル(25万ドル)
ベスト8:40万ドル(15万ドル)
ベスト16:20万ドル(10万ドル)
1次リーグ:80万ドル(なし)
優勝賞金はこれまでの倍以上となる1000万ドル(およそ14億円)!
また、ベスト4までは参加報酬という形で支払われるため、優勝チームは優勝賞金1000万ドルに加えベスト4までの参加報酬計200万ドル、合計1200万ドル(およそ17億円)を手にすることができる。
リーグフェーズではパフォーマンスボーナスとして1勝につき10万ドル(およそ1400万円)が支払われるほか、アウェイゲームへの遠征補助がなくなった代わりに1次リーグ参加クラブには一律で80万ドル(およそ1.1億円)を支給。金銭面でも魅力的な大会となりつつある。
広島が出場しているACL2の賞金はこちら。
ACL2
賞金
優勝:250万ドル
準優勝:100万ドル
参加報酬
ベスト4:24万ドル
ベスト8:16万ドル
ベスト16:8万ドル
1次リーグ:30万ドル
こちらも優勝賞金だけで250万ドル(およそ3.6億円)とACLEでベスト4に入るより大きな金額。ACLE同様、参加報酬に加えグループステージではパフォーマンスボーナスとして1勝につき5万ドル(およそ700万円)が支払われる。
各チームともシーズン終盤での連戦になるため国内のリーグやカップとの両立は簡単ではないが、それぞれここに向けた準備はしてきたはず。
出場チームの成績は来季以降の出場枠にも関わってくるため、両大会での日本勢の快進撃に期待したい。